再生医療

Regenerative
Medicine
再生医療

Regenerative Medicine再生医療

当院では、下記の治療を行っております。

がん免疫療法(活性化リンパ球療法、キラーセル療法、樹状細胞・活性化リンパ球療法)
幹細胞療法(脂肪幹細胞療法)

再生医療の流れ

活性化リンパ球(CAT)療法

動物には病気や怪我に対して自分で治そうとする免疫力(白血球のリンパ球)という自然治癒力が備わっており、体内にできたがん細胞や体の中に侵入した細菌やウイルスを攻撃して死滅させます。このような生まれつき備わっている免疫の力を利用したり、免疫の力を強めたりすることで、がんの発症や進行を抑える治療方法です。
活性化リンパ球(CAT)療法は、イヌ、ネコの血液(10-12ml)からリンパ球を回収し、薬剤を加えてリンパ球の活性化・増殖を行ないます。その後、およそ1,000倍に増えたリンパ球を洗浄・回収し、点滴で体内に戻します。自らのリンパ球を増殖して投与するため、副作用が少ないことが特徴です。

脂肪幹細胞療法(ADSC療法)

動物の体には、さまざまな器官や臓器などに変化する(「分化する」といいます)細胞が存在します。この細胞は幹細胞(かんさいぼう)と呼ばれ、幹細胞療法とは、この細胞を体外で培養し、イヌやネコの体に戻してあげることで、失われた臓器や怪我の再生を行う治療法です。幹細胞療法では皮下脂肪から採取される幹細胞を利用します。皮下脂肪由来の幹細胞は、骨や、軟骨、筋肉や心筋細胞、そして血管を形作る細胞に分化することが知られています。まず、イヌまたはネコの脂肪組織を少しだけ採取し、特殊な酵素液で分解して幹細胞を単離、特殊な容器で細胞を前培養します。その後、本培養をして、細胞の数を増やしてから、細胞を集め、洗浄して、患部への直接の注射や点滴によって体内に投与します。
(適応例:骨折、椎間板ヘルニア、免疫介在性疾患、腎疾患など)

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