12月の投薬お忘れなく

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News 12月の投薬お忘れなく

寒さも本格的になりいよいよ冬がやって来ましたね。

ところで皆さん、今シーズン最後のフィラリアの薬の投薬はお済ですか?この時期にフィラリア??と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、フィラリアの薬は最後の投薬が大切なのです。

 

フィラリアの薬は「フィラリア予防薬」と一般的には呼ばれますが、フィラリアの薬を飲めばフィラリアに感染しないというわけではないのです。犬猫が蚊に刺されることでフィラリアの幼虫は犬猫の体内に入ってきます。その入ってきた幼虫を殺して、フィラリア症の発症を防ぐ目的で投与するのがフィラリアに薬です。いわゆる「駆虫薬」となります。また、フィラリアの薬は投与後1ヵ月間ずっと効果があるのではなく、薬を飲んだ時点で体内にいる幼虫(犬猫の体内に侵入して23ヶ月間の幼虫のみ)に効果があります。成虫になるとフィラリアの薬では駆除することができません。

フィラリアの薬は投与した1ヶ月前に感染して体内に入ってきた幼虫を駆除する薬というイメージです。

例えば最後のフィラリアの薬の投与が11月であったとします。それは10月に蚊に刺されることにより感染したフィラリアの幼虫を駆除することが目的となります。11月に投与したからといっても、投与後に蚊に刺されて感染していた場合はその幼虫は駆除できません。(薬は1ヶ月間持続しないので)

最後のフィラリアの薬投与から翌年のフィラリア予防が始まる5・6月まで休薬期間が5ヶ月ほどあります。今年最後の予防の時期が早すぎると成虫の状態にまで体内で育ててしまうことになります。

 

ですから、最後の投薬の時期が重要となります。

最後の投与を適切な時期に行うことで感染すると怖いフィラリア症から愛犬・愛猫を守りましょう!

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