News 秋冬の植物
つい先日まで汗ばむ陽気が続いたかと思えば、一気に寒さが到来し、冬のような寒い日もあり、安定しない気候が続いていますね。病院の庭も冬支度が始まり先日、冬の花壇が完成しました。
今回はお花にちなんで動物が口にすると有害な植物についてお話ししたいと思います。動物にとって有害な植物はたくさんありますが、秋冬によく見かける植物では、シクラメン、ポインセチア、カランコエ、銀杏などがあります。
症状としては、、、、
・シクラメン → 腹痛、嘔吐、神経麻痺
※特に球根や根の部分ですが花も注意
・ポインセチア → 下痢、嘔吐、皮膚炎(破れた葉などの樹液に触れたとき)
・カランコエ → 心臓障害
・銀杏 → 嘔吐、下痢、呼吸困難、皮膚炎(踏んだり触れたとき)
※観葉植物ではポトス、アイビーなども口にすることは注意が必要です。
もしもこれらの植物を口にしてしまったり、触れてしまったら中毒症状は個体差、食べた量や種類によって変わってきますが、早急に動物病院を受診することをお勧めします。有害な植物を摂取後に時間が経過してしまうと中毒成分が体内に吸収されて症状が重くなったり、治療が困難になることがあります。受診の目安としては、摂取後1時間以内です。 動物が届く場所に中毒植物を置かないようにして、秋冬の植物と動物と楽しく過ごせるといいですね。