猫の腸重積

Case
Introduction
症例紹介

Case Introduction 猫の腸重積

腸重積は腸管の一部が腸管内に入り込んで抜けなくなってしまう状態です。

症状としては食欲不振、嘔吐、しぶりなどがみられますが重症化すると腸管が壊死を(腹膜炎)起こして死に至る可能性があります。

この病気の診断には超音波検査がとても有用です。(腸管壁が2重に見える)

 

患者は東久留米市(西東京以外)在住の1歳のメインクーン雄で数日前から嘔吐と食欲不振がみられるとの主訴で来院しました。

腹部の触診でソーセージ形の塊が触知されたため、エコー検査を行ったところ腸重積を疑う所見(腸管壁が2重に見える)が認められた為、外科手術を行いました。

手術後の経過は順調で現在は食欲も戻り元気になっています。

 

超音波検査所見(写真上 矢印:腸管壁が2重に見えている)

手術時所見(写真中 矢印:重積部)

手術時所見(写真下 重積部を切除して腸管吻合を行った)

 

 

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