犬の口鼻瘻管

Case
Introduction
症例紹介

Case Introduction 犬の口鼻瘻管

口鼻瘻管は歯槽膿漏等で歯が抜けた後、歯肉の傷が治らずに鼻と通じてしまっている状態です。

主な症状としては、ひどいくしゃみや膿性鼻水が大量に排出されます。

ほとんどの場合、穴の開いた歯肉を縫合すればこのような症状は治まります。

 

トイプードル 17歳 雌 (東久留米市在住)、数カ月前から他の病院でひどいくしゃみと膿性鼻水で投薬治療していたが改善しない、高齢なので麻酔をかけることができないとの主訴で来院しました。

上顎の犬歯と臼歯があった部分に大きな穴が2か所認められました(上写真・黄色矢印)。高齢で血液検査でも軽度の腎不全がみられましたが、麻酔処置は何とか可能と判断し縫合手術を行いました。

縫合手術後(下写真・黄色矢印)はくしゃみ、膿性鼻汁も治まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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