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内科は循環器、皮膚、消化器、肝臓,腎臓などの一般内科の診療そして丸山ワクチン、オゾンを用いた癌の治療も行っています。


循環器疾患

犬と猫で発生する心疾患は犬では心臓弁膜症(僧房弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症)、猫では心筋症(肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症、分類不能型心筋症等)です。循環器疾患は完治が難しい病気ですが、適切な診断・治療を行うことによって健康な子と同じように生活を維持させることが可能です。動脈管開存症などの先天性心疾患の中には手術により完治が可能な病気もあります。当院では動脈管開存症の手術を実施しています。最近咳が気になる、すぐに呼吸が荒くなる(ハアハアする)、などの症状がありましたら心臓疾患の可能性がありますのでご相談ください。 日本獣医循環器学会認定医(渡邊病院長)が主に診断、治療を行います。


皮膚疾患

皮膚のトラブルは、目に見えてわかるもので、とても気になる病気の1つです。動物が、ひっきりなしに皮膚を掻いたり舐めたりしているのは、見ていても辛く、動物自身も大変不快で、痒みの為にいつもイライラして攻撃的になったり、逆に覇気が無くなることもあります。 皮膚の痒みや赤み、発疹、脱毛などを発症させる原因は様々ですが、主なものにアレルギーや感染症、角化症などがあります。動物に多く認められるアレルギーは食物アレルギーやアトピー性皮膚炎そしてノミアレルギーですが、治療法はそれぞれの原因によって異なります。感染症の原因も細菌、真菌、寄生虫(ノミ、ダニなど)など様々です。また、内臓の病気が皮膚に影響を及ぼすことがあります。甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症などの内分泌疾患もその例です。皮膚病の原因を突き止めるための検査には、皮膚スタンプ検査、皮膚掻把検査、細菌真菌培養検査、血液検査、アレルギー検査などがあります。治療は飲み薬や塗り薬だけでなく、食事療法やシャンプー療法が必要になることもあります。また、免疫改善、抗酸化力強化そして血流改善作用を期待したオゾン水洗浄なども皮膚病に有効です。


消化器疾患

嘔吐、下痢といった消化器症状は動物病院にご来院いただく理由として2番目に多い症状と言われています。日常的によくみられる症状ですが、中には重篤な病気が隠れていることもあります。

・下痢や軟便、血便がみられる時は・・・
原因としては食事の変更、寄生虫・細菌・ウィルスなどの感染症、環境変化などのストレスなどが挙げられます。診断は糞便検査が基本となります。糞便検査では寄生虫の虫卵・虫体の有無、腸内細菌叢のバランス、食物残渣の程度などを確認します。通常の糞便検査では見つからないウィルスや病原性細菌の毒素が関与している疑いがある場合はより精度の高い遺伝子検査(外部委託検査)を行います。

・嘔吐がみられる時は・・・
原因としては胃酸過多、急性胃炎、誤食による消化管通過障害、毒物による中毒などが挙げられます。1日に何度も激しい嘔吐を繰り返す場合、急性膵炎の可能性があります。膵炎は発症から短期間で重篤な状態になることも珍しくありません。大型犬で食後の空嘔吐(吐こうとしているが何も出ないこと)を繰り返している場合は胃拡張・胃捻転の疑いがあります。これは緊急手術が必要になる病気です。
診断にはレントゲン検査(バリウム造影の場合もあります)、腹部超音波検査、血液検査、そして内視鏡検査が必要な場合があります。

・なかなか治らない下痢や嘔吐では・・・
一般的な治療を行っているにもかかわらず、消化器症状が3週間以上続く場合は慢性腸症や消化管腫瘍の可能性があります。慢性腸症には炎症性腸疾患(IBD)、リンパ管拡張症という病気が含まれます。これらの病気は栄養の吸収不良から腹水が貯まることがしばしばあります。消化器症状だけではなく、おなかが膨れてきた場合は要注意です。
消化器腫瘍にはリンパ腫、腺癌などが含まれます。治療には化学療法(抗癌剤)、外科手術などを状態と腫瘍の種類に応じて行います。
確定診断には内視鏡または開腹手術による生検検査(病変部の一部または全てを切り取って検査すること)が必要になります。

・胃腸以外が原因となることも・・・
消化器症状が胃腸以外の臓器の問題で引き起こされる場合があります。代表的なものとして肝・胆道系疾患、腎臓疾患、子宮蓄膿症、膵外分泌不全、副腎皮質機能低下症、中高齢の猫では甲状腺機能亢進症などが挙げられます。
一言で消化器症状と言っても様々な原因から起こっている可能性が考えられるため、血液検査や画像検査など複数の検査を組み合わせて診断する必要があります。


肝臓・胆嚢疾患

肝臓疾患の発生は動物では多くありませんが、1歳未満で発症する先天性門脈体循環シャントは犬(猫は犬の1/10の発生率)で比較的稀に発生する門脈の先天性走行異常です。門脈から後大静脈あるいは奇静脈へ迂回する血管が存在するため肝臓への血流が極端に減少し、重度なアンモニア血症による肝性脳症を起こします。根本的治療は迂回する血管を止める手術ですが、手術前後には食餌(BCAAの補給など)やサプリメントなどの内科的管理が必要です。
犬・猫が成長してからは肝酵素の上昇などから、肝臓障害と診断されるケースが多く出てきます。肝臓の酵素が上昇する原因の多くは肝臓自体の病気ではなく歯周病、消化器の慢性炎症などに関連することが多いので、体の全体的なケアとして食餌の改善、善玉菌を殖やす腸内環境の改善などが必要とされます。
消化器環境の悪化やコレステロール過多によって胆嚢の異常も起こってきます。胆嚢の中に胆泥、粘稠性の高い粘液、そして稀に胆石が貯留してきます。胆嚢疾患を放置すると胆汁の排泄障害を起こして重篤な黄疸を起こしてきます。最悪な場合には胆嚢破裂が起こる危険があるので、無症状で胆嚢の異常が認められた場合でもエコー検査による定期的な検査と治療が重要になります。


神経疾患

代表的な疾患は椎間板ヘルニアですが、動物の平均寿命が長くなったことに伴い脳・脊髄腫瘍なども増えています。また、脳炎、水頭症、てんかんなど症状が似た疾患が数多くあり、適切な診断が必要となります。椎間板ヘルニアは症状により内科治療や外科治療が選択されますが、オゾン療法も治療効果があると言われています。また、局所の血流を改善さえるためにスーパーライザー、キセノン光、そして針治療なども実施しています。身体検査、神経学的検査および血液検査などを行い、必要に応じてCT検査やMRI検査のご提案をいたします(CT検査やMRI検査は当院では行うことが出来ないため、大学病院や専門の検診センターなどをご紹介しております)。


免疫疾患

免疫疾患は、免疫が過剰に働いてしまうことが病気につながるもので、免疫が外界からの異物に対して働く場合(アレルギー性)と、自己の細胞に対して働く場合(自己免疫性)とがあります。アレルギー性疾患にはアレルギー性皮膚炎、鼻炎、結膜炎などがあります。下痢や嘔吐が主症状となる炎症性腸疾患は、アレルギーが関与している場合もあります。自己免疫性疾患は、自己免疫の働く臓器により症状の種類は多岐にわたります。代表的なものには、貧血を起こす免疫介在性貧血、涙が出なくなり結膜炎や角膜炎をおこす乾性角結膜炎、神経症状を出す髄膜脳炎、関節の痛みを出す多発性関節などがあります。多くはありませんが、ワンちゃんでも関節リュウマチがあり、これも自己免疫性疾患です。アレルギー性疾患が疑われる場合には、治療に必須というわけではありませんが、血液によるアレルギーの検査を行う事も出来ます。


腎臓疾患

腎臓疾患は猫に多く発生すます。特に中年を過ぎた猫では次第に腎臓が障害を受け、慢性腎不全の状態で生涯を推移して最後に尿毒症となるケースもよく見まれます。猫の腎不全を発生させる原因は十分に解明されていないとされていますが、若い時からドライフードだけでなく様々な腎臓に負担をかけない食べ物を与える方がよいとアメリカのホリスティック獣医師会で推奨されています。慢性腎不全になってしまった猫ではエサの変更、皮下輸液、抗酸化物質のサプリメントの投与などが勧められます。皮下輸液は毎日から数日毎になるので、自宅での皮下輸液を指導しています。



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